デザイナーの雑記帳

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【BOXIL EXPO】オンライン展示会に初めて参加してみた

BOXIL EXPO

先日ご紹介した、2020年6月11日(木)12日(金)開催のオンライン展示会 BOXIL EXPO 営業・マーケティング展。参加しちゃいました。

kumiko-s.hatenablog.com

企業ではなくて個人ですが、デジタルマーケティングの分野に興味がありまして。


加えて、前回も少し触れましたが、昨年から展示会のブースデザインの仕事を受けていたのですが、今回のコロナ禍でまったくゼロに。

今後、展示イベント業界はどうなっていくのか、その先駆けのように感じたこのオンライン展示会そのものの仕組みがどんな感じなのかなと探りも含めて 笑、参加してみました。

セミナーの内容には触れられませんが、イベント全体のレポートです。

セミナー内容

主催はスマートキャンプ株式会社。HPから拝借しますが、こんなテーマのセミナーやプレゼンが実施されてました。

BOXIL EXPO

BOXIL EXPO

Googleさんの、コロナ後の人の行動の変化の読み解き方がまた面白かったですね…!

【感想】セミナー=ラジオ的にZoomで講義を受けているような感覚

今回の展示会はEventHubというプラットフォームにログインして、配信動画を見る形です。

セミナーなどの内容はお話できませんが、アフターコロナ・Withコロナの営業やマーケ対策について、正直「まだ今後についてはなんとも読めない」けれども、デジタルマーケやオンラインサービスを積極的に使っていく方法などを中心に、いろんな情報を得られました。

気になる展示会の構成は、各テーマに沿って、各社のショートプレゼンタイム、個々のセミナー、対談の3つに形式。30分〜1時間程度の短い区切りでサクサク進んでました。

セミナーはスライドを流しながら配信。対談は自分もZoomで参加してるような、1対1の感覚。

途中退出も戻るのもOK。ただ配信を見るだけではなく、配信中のコメント機能や、個々の会社に直接コンタクトする機能もあり。

ラジオ的にずっと流しながら、Youtubeなどの生配信を見たり、Zoomで講義を受けたりする感覚と同じ印象でした。

今後の展示会がオンラインに移行するなら、その課題は?

これは個人的な予想ですが、やはりまだコロナに対する抜本的な対応がわからない以上、しばらくは感染が流行ったり収まったりを繰り返すかもしれません。

それを前提とすると、イベント業界というのはオンラインを積極的に利用しながら、かなり様変わりしていかないといけません。

オフラインの展示会では、商品の見せ方スタッフの営業コミュニケーション力ブースのインパクト配布物など、このあたりに力を入れることが多かったかと思います。

もし今後オンライン展示会が主流になるとしたら、この力を注ぐ部分がガラッと変わりそうです。

ポイントごとに、思ったことについてまとめてみました。

配信の質の重要性

今回のBOXIL EXPOは、全体的にとてもスムーズに拝聴できましたが、途中で一部音声の不具合がありました。
単に配信側がミュートしちゃってた場面もありましたが 笑、音質の問題はページを更新するとすぐ直りました。

配信をメインとする展示会であれば、当然ながら、配信トラブルというのは致命傷になってしまいます。

画面の前で1人で見ていて見れない・聞こえないとなると「どうしたらいいのかな?」みたいになるので、配信の質を安全に保つために、対策のしっかりしてるプラットフォームと組むことがベースになるのかなと。

プラットフォームのUI/UXの重要性

今回はEventHubというプラットフォームを利用して配信されていました。

登録すると、ライブ配信を見ながらその場でコメントを入れたり、スケジュールや参加企業リストを確認、実際にマッチングして商談したりできます。

検索機能もあるので、自分が求める企業を探しやすかったり、コンタクトを取りやすい利点があります。

今後こういうプラットフォームが増えるのかわかりませんが、こういう充実した機能と共に展示会が行われるかも重要なポイントになりそうです。

 

オンライン向けのコミュニケーション力・プレゼン力

プレゼンターやモデレーターのトーク力は本当に必須ですね…! しかも、ただのトーク力よりも、オンラインに特化した話し方・コミュニケーションの取り方みたいなものがあるように感じます。

顔の微妙な表情を見ながら話すのではなく、画面に向かってただしゃべる形になると、普段の話し方とは変わってきます。

チャットでの質問の拾い方だったり、文字でのコミュニケーションも大事になってくるので、プレゼンター側はそれなりに技量が必要です。

私も一度Zoomで簡単な講座をしましたが、元々しゃべりの方はてんでダメだったので、なかなか慣れませんでした…。

そういう意味でも、今回のオンライン展示会ではトーク力の高い方たちばかりで、勉強になりました。

BOXIL EXPOは2チャンネル配信でしたが、参加者は必ずどちらかを必ず見ることになります。

配信だけだとやや淡々としがちになりますし、視聴者からのコメントが少ないと、反応もよくわからない感じでした。

オフラインの展示会イベントで来場者が寄ってきたり、参加企業が通り過ぎる人に声をかけていく形とは全く違うので、トークのわかりやすさで興味を惹けるかはかなり大事なポイントかと。

コンテンツのこと

オフライン展示会のように、印象的なブースやグラフィックなど物理的なもので目を引いたり そういうのはなく、視聴者も動き周って見るわけではありません。

展示会に参加する理由は「このセミナーがあるから見たい」「この企業がプレゼンするから見たい」という「見るか・見ないか」の点になりやすく、フックはセミナーのタイトルや内容そのもの、企業名になっていきます。

Youtubeと同じく、興味をそそるサムネイル画像かどうかが、わりと大事だなと感じました。

実体験・雰囲気の質

これはどうしようもない課題ではありますが、見たり・触ったり、体験してみないとわからない商品というのが、さすがに存在します。

オフラインのイベントでは、言葉が合ってるか微妙ですが、会場のお祭り感的な雰囲気というか、その場の活気も、やっぱり展示会の醍醐味だとは思うのです。

実際にその企業の方と話してみて感じることもあるし、他のブースもちょっと周ってみて、こんな商品・サービスもあるのか! とひらめく、気づきや偶然的な出逢いも多いです。

そうやって展示場をまわりながら、自分の感性で情報をキャッチするという点が、オンラインではなかなか難しそうです。どうしても「自分が興味ある部分だけ聞いてみよう」となりますし、アンテナが広げにくそう。

ただ配信を眺める、というだけでは、購買意欲も湧きづらく、飽きそうな印象もありました。雰囲気の魅せ方というのも、重要なのかなと。

イベント規模の大きさはどうなる?

今回のBOXIL EVENTでは約5,000人がエントリー、実際の視聴者数は内容により違うかと思いますが、ログインは3500名だったそう。

2019年6月19日から3日間、ビッグサイトで開催された販促・マーケティング総合展【夏】2019は、3日間で来場者数約41000人。

会期が長いので比べるものがあれですが、2019年10月24日から10日間第46回東京モーターショー2019の総来場者数は、130万人ですからね…。

オンラインではどうしても「ただ見る」感じにはなるので、上記ほどの人の活気を集め圧のあるイベントを同等にやるのはなかなか難しい気もしますが、一体どうなることやらですね。5Gになったら変わるのでしょうか。

配信だけでなく、多様化していく?

展示会・イベントの配信という点にフォーカスしてまとめてみましたが、今後オンライン展示会が主流になっていったら、「見るだけ」の配信だけではない、「体感」にも特化した新たな方法がなんとか生まれてくる未来だと面白そうだなと。

例えばですが、AR・VRがもっと進化したり、ロボットが代わりにブースを周りながら映像を流してくれるとか、バーチャルブースにするとか。

こんなのはさすがに夢物語のようですが 笑。

でも実は、休館中の森美術館の「未来と芸術展」では動画解説と組み合わせた3Dウォークを実施していますね。これと近しいことはできなくもないかと。

サイト:未来と芸術展 - Matterport 3D Showcase

my.matterport.com

 

どちらにしても、オンラインでの物事がどんどん進化しなければいけない状況に必然となっています。コロナがもたらした変化は、いい意味でテクノロジーを変えていきそうです。

 

以上、ハルモ( @harmo_graph )でした。